あふれる希望、胸の奥から沸き起こる感動!
いま<涙>の渦は、ヨーロッパから全世界に―

全ヨーロツパを希望と感動の涙で包み込んだこの作品は、上映各国で絶賛の拍手をもって迎えられた。ことに、ドイツ国内では300万人を動員する'97年最大のヒットを記録し、現在もなおロンクラン上映中である。そして、ドイツ・アカデミー賞にあたるドイツ連邦映画賞の主要3部門を獲得する快挙を達成。さらに、サントラCDや単行本も、爆発的な売り上げを更新中である。また日本でも'97年11月に開催された第10回東京国際映画祭に出品されるや、大絶賛を浴び、グランプリと脚本賞のダブル受賞に輝いたことは記憶に新しい。

愛と希望の間で向かい合う娘と父…
天才子役タティアーナ・トウリープの名演技!

 両親の深い愛に包まれて、幸せに暮らす少女ララ。幼いときから手話を覚え、ろうの両親の通訳を務めていた彼女が初めて夢中になったものはクラリネット。やがて、彼女は音楽家への道を目指すが、父は猛反対し、ふたりの間に深い亀裂を生むことになってしまう…。実話にヒントを得て女性の自立と家族の問題を鮮やかに描いたこの作品で、観るものの心をとらえてしまうのが、少女時代のララを漬しるタティアーナ・トウリープ。映画初出演で、大人顔負けの知性と聡明さあふれる名演技を披露。早くも天才子役出現と評判を呼んでいる。

リアルな感動を盛り上げる、ろうの俳優たちの熱演!

 この作品でララの両親を演じるのは、実際にろうの俳優として有名な2人の実力派スターたち。母役エマニュエル・ラボリは、その自伝「かもめの叫び」もベストセラーとなった、フランスで最高の人気を誇る舞台女優。父を演じるハウィー・シーゴは、アメリカで活躍中の演技派俳優。このふたりの素晴らしいコンビネーションが、映画の感動をよりリアルに盛り上げる。
世界の映画賞を独占!
新鋭カロリーヌ・リンク監督
  • '97年ドイツ・アカデミー賞(ドイツ連邦映画賞)最優秀作品賞・最優秀主演女優賞・最優秀音楽賞受賞
  • 第10回('97年)東京国際映画祭グランプリ・最優秀脚本賞W受賞
 長編デビュー作に当たる本作で、早くも映画賞を総なめにし、才能を証明したリンク。彼女は2年の準備期間を経て資金集めを開始、遂に映画化を実現した。東京国際映画祭に来日し、晴れのグランプリと脚本賞を受賞。「魂の底から湧いてくるような物語を作りたい」というこの若い女性監督に、ヨーロッパ映画のホープとしての期得が集まっている。


戻る