恋人、妻、友人、娘鴇、そして母
すべての女性たちへ、
そして私の愛する母へ、
この映画を捧げる

―ペドロ・アルモドバル

全世界の女性たちひとりひとりの心を深く揺り動かした、今世紀最後の愛の賛歌!
 

最愛の息子の死を乗り越えて母は旅立つ…
「お父さんについてすべて教えて」17年前に別れてしまった夫について息子から聞かれた母。長い間隠していた夫の秘密を遂に話さなければと覚悟を決めた矢先、社女は最愛の息子を事故で失ってしまう。息子が残した父への想いを伝えるため、かつて青春時代を過ごしたバルセロナヘと旅立つ。行方不明の夫を探す道のりは、母が“女”としての自分をとり戻す再生の旅でもあった。

TIME誌年間映画ベスト1!アカデミー賞の最有力候補作品!!
カンヌ映画祭で上映されるや、世界中のマスコミから“キャリアの集大成、文句なしの最高傑作”と絶賛を浴び、見事最優秀監督賞の栄冠に輝いたヨーロッパを代表する巨匠ペドロ・アルモドバル。愛し、傷つき、悩みながらたくましく生きていく女たちを独特のユーモアと洗練された映像で描き続けた彼の最新作は、全女性に贈られた人生賛歌。 TIME誌は「マトリックス」を抑え、年間ベスト1に本作を選び、「この映画を観て何とも感じない人は、心臓専門医に診てもらうべき」と手放しで賞賛。ヨーロッパの各国、アメリカでも映画賞を独占。早くもアカデミー賞外国映画賞の最有力候補と目されている今世紀最後の感動作である。

ラテン諸国の名女優が華を競う!!
主役の母マヌエラにアルゼンチンを代表するトップ女優セシリア・ロス、往年の大スター、ベテイ・デイビスを彷彿とさせる大女優役にスペインの名花マリサ・パレデス、そして黒い瞳の修道女にハリウッド進出も果たしたスペインの若手NO.1ペネロペ・クルスなど新旧のラテン映画を代表する3人の女優が競演。至高の映画『イヴの総て』(英題:ALL ABOUT EVE)やヴィヴィアン・リー、杉村春子の名演技で名高い『欲望という名の電車』が劇中に巧みに引用された本作で“女を演じる”というテーマを高らかに謳いいあげている。

1999年カンヌ国際映画祭最優秀監督賞
2000年ゴールデン・グローブ賞外国語映画ノミネート
1999年ニューヨーク映画批評家協会賞外国語映画賞
1999年ロサンゼルス映画批評家協会賞外国語映画賞
1999年ナショナル・ボート・オブ・レビュー外国語映画賞
1999年ボストン映画批評家協会賞外国語映画
1999年ヨーロッパ映画賞作品賞、主演女優賞、観客賞監督部門
1999年サン・セバスティアン国際映画祭国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞
1999年ブリティッシュ・インディペンデント映画賞外国語映画賞
1999年TIME誌年間映画ベストテン第1位
1999年エンターテインメント・ウィークリー誌年間映画ベストテン第1位
監督:ペドロ・アルモドバル「神経衰弱ぎりぎりの女女たち」「ハイヒール」母:セシリア・ロス「セクシリア」
女優:マリサ・パレデス「ハイヒール」「ライフ・イズ・ビューティフル」修道女:ペネロペ・クルス「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」
後援:スペイン大使館、(財)日本スペイン協会
提供:東京テアトル×博報堂×ギャガ・コミュニケーションズ
配給:ギャガ・東京テアトル共同配給
宣伝:ギャガGシネマ×ザナドウー
1999年/スペイン映画/1時間41分/シネマスコープ/ドルビーデジタル
サントラCD:マーキュリー・ミュージックエンタテインメント