日付 | 時刻 | 作品名 | 会場 |
8/23(水) | 13:00 | 隠し砦の三悪人 | [萩市民館] |
16:00 | ラグレットの夏 | [萩市民館] | |
17:30 | ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ | [ツイン・シネマ] | |
19:00 | ナヴィの恋 | [萩市民館] | |
19:30 | どら平太 | [ツイン・シネマ] | |
8/24(木) | 13:00 | 反逆児 | [萩市民館] |
16:00 | 五月の雲 | [萩市民館] | |
17:30 | どら平太 | [ツイン・シネマ] | |
19:00 | インサイダー | [萩市民館] | |
19:30 | ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ | [ツイン・シネマ] | |
8/25(金) | 13:00 | 次郎長三国志 | [萩市民館] |
16:00 | 西ベイルート | [萩市民館] | |
17:30 | ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ | [ツイン・シネマ] | |
19:00 | ストレイト・ストーリー | [萩市民館] | |
19:30 | どら平太 | [ツイン・シネマ] | |
8/26(土) | 10:00 | 他者 | [萩市民館] |
13:00 | 風林火山 | [萩市民館] | |
16:00 | エルマディナ | [萩市民館] | |
19:00 | オール・アバウト・マイ・マザー | [萩市民館] | |
8/27(日) | 10:00 | 女房の夫を探して | [萩市民館] |
12:00 | リスボン | [萩市民館] | |
13:00 | アテネ | [萩市民館] | |
14:00 | セザール | [萩市民館] | |
16:30 | 棺桶の中で宙返り | [萩市民館] | |
18:00 | 明治建築をつくった人々 | [萩市民館] | |
19:05 | わたしの見島 | [萩市民館] |
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8/23(水)16:00〜 |
ラグレットの夏 A Summer in LaGoulette 監督:フェリッド・ブーゲディール 出演: 1996年/テュニジア/100分 |
1967年、第三次中東戦争勃発前夜の海辺の町ラグレットを舞台に、アラブ系・ユダヤ系・キリスト系の宗教民族が異なる3つの家族の夏の日々を描いた作品。テュニジア出身の女優クラウディア・カルディナーレがゲスト出演。 |
五月の雲 Clouds of May 監督:ヌリ・ビルゲ・ジェライン 出演: 2000年/トルコ/120分 |
8/24(木)16:00〜 |
美しい5月のアナトリア。映画監督のムザファが新作にとりかかる。ムザファの両親、友人、幼い甥など、彼を取り巻く人々の間で起こる事件を詩情豊かに描いた作品。東京国際映画祭でも上映された長編第一作「カサバ」で注目を集めたジェライン監督の第2作。 |
8/25(金)16:00〜 | 西ベイルート West Beyrouth 監督:ジアド・ドゥエイリ 出演: 1998年/レバノン/105分 |
クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンをつとめたドゥエイリ監督の長編デビュー作。内戦中のレバノン、西と東に分断されたベイルート。内戦が次第に人々に深刻な影響を及ぼしていく状況を少年たちの生活を通して描いている。 |
他者 The Other 監督:ユーセフ・シャヒーン 出演: 1999年/エジプト/101分 |
8/26(土)10:00〜 |
日本でも多くのファンをもつ、エジプト映画界の巨匠ユーセフ・シャヒーンの最新作。歌あり踊りありのエンターテインメント作品。現代版ロミオとジュリエットともいえる悲恋を軸として、欧米資本の導入や宗教問題など、エジプト社会が抱えるジレンマを浮き彫りにする。
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8/26(土)16:00〜 | エルマディナ EL Medina 監督:ユスリー・ナスラッラー 出演: 1999年/エジプト/105分 |
アレキサンドリアで活躍したギリシャの詩人コンスタンチン・カバフィの詩から想を得てつくられた作品。人生を変えようとパリへ渡ったアリは、本当に大切なのはどの町に暮らすかではなく自分が誰なのかを知ることだと気づく。 |
女房の夫を探して Searching for My Wife's Husband 監督:ムハンマド・アブデッラハマーン・タージ 出演: 1994年/モロッコ/84分 |
8/27(日)10:00〜 |
三番めの妻と三度めの離婚をしたハッジ。後悔するが、四度めの結婚相手は一度離婚しないかぎり許されない。妻を取り戻すために妻の夫捜しをするという、イスラーム社会ならではの矛盾に満ちたハッジの試練がはじまる。90年代におけるモロッコ映画再生の口火を切った大ヒット作。 |
8/27(日)12:00〜 | リスボン LISBON;Cultural Capital 監督:マノエル・デ・オリヴェイラ 出演: 1986年/ポルトガル/50分 |
オリヴェイラが歴史/文化/芸術の多様な側面からリスボンを描く。詩、ファド、建築、絵画、演劇などさまざまな専門家による言説と作品を交錯させながら語られざる都市の起源と現在までの姿を浮かび上がらせていく。 |
アテネ ATENE 監督:テオ・アンゲロプロス 出演: 1982年/ギリシャ/44分 |
8/27(日)13:00〜 |
アンゲロプロスによる都市アテネ。1821年の独立戦争時代のバイロン卿、たびかさなる戦争で荒廃した国土の復興を夢見る詩人たち。40年の亡命生活を終えて帰ってきた老人の3つのエピソードによるアクロポリスへの訪問を描く。 |
8/27(日)14:00〜 | セザール Cesar 監督:マルセル・パニョル 出演: 1936年/フランス/132分 |
地中海に面する南仏マルセイユを舞台に展開するパニョルの脚本による三部作「マリウス」「ファニー」「セザール」。三部作最後を飾るこの作品はパニョル自身が監督している。 |
棺桶の中で宙返り Somerault in a Coffin 監督:デルヴィシュ・ザイム 出演: 1996年/トルコ/74分 |
8/27(日)16:30〜 |
イスタンブルの波止場を徘徊するマスーンは小さな犯罪を繰り返し、その日暮らしの生活を送っている。要塞跡で飼われている孔雀と喫茶店の常連の女性だけが彼の生活に希望を与えてくれる。しかし、ささやかな幸せも長くは続かなかった。 |
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[萩市民館] |
8/23(水)19:00〜 | ナヴィの恋 Nabbie's Love 監督:中江裕司 出演:西田尚美/村上淳/平良とみ/登川誠仁 99年/日本/92分 |
奈々子25歳。うっかり飛び出した都会の喧騒に疲れて久しぶり里帰りした故郷の島。祖父母が暮らすいつもはのんびりしたこの島にナゾの男たちが上陸する。どうやらそのひとりはナビィおばあとカンケイがあるらしい…。60年にわたる大河ドラマのようなおばぁの大恋愛を軸に恋の螺旋が渦巻いて…。 |
インサイダー 監督:マイケル・マン 出演:アル・パチーノ/ラッセル・クロウ 99年/アメリカ/158分 |
8/24(水)19:00〜 |
経営方針と折り合わず、大手タバコ会社を解雇されたワイガンド。彼が人気報道番組「60ミニッツ」に、匿名で送った内部告発資料を受け取った番組のプロデューサー、バーグマンは彼を説得。メーカーの恐るべき実態を告発するインタビューに成功する。ここで展開するドラマは本当の出来事であり、登場人物も実名。信念を貫く男たちの生きざまが熱い。 |
8/25(金)19:00〜 | ストレイト・ストーリー the Straight Story 監督:デイヴィッド・リンチ 出演:リチャード・ファーンズワース/シシー・スペイセク/ハリー・ディーン・スタントン 99年/アメリカ/111分 |
アルヴィン・ストレイトという73歳の老人が、もう何年も口をきていない兄の病気を見舞おう、アイオワ州からウイスコンシン州まではるばる500キロあまりの道のりを時速8キロのトラクターに乗って6週間の旅に出る。'94年、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事に基づく実話の映画化。 |
オール・アバウト・マイ・マザー All About My Mother 監督:ペドロ・アルモドバル 出演:セシリア・ロス/マリサ・パレデス/ペネロペ・クルス 99年/スペイン/101分 |
8/26(土)19:00〜 |
主人公のマヌエラは息子のエステバンとマドリッドで暮らしていた。作家志望のエステバンは、母親のことを書こうとするが、父については何も知らない…。17歳の誕生日、最愛の息子は交通事故に遭い帰らぬ人となる。悲嘆にくれるマヌエラの苦悩と、過去へとさかのぼる旅が始まる。'99年アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。 |
[ツイン・シネマ] |
8/23(水)17:30〜 8/24(水)19:30〜 8/25(水)17:30〜 |
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ BUENA VISTA SOCIAL CLUB 監督:ヴィム・ヴェンダース 出演: 99年/ドイツ・アメリカ・フランス・キューバ/105分 |
キューバ音楽に身を浸し、演奏する老ミュージシャンの姿を追ったドキュメンタリー。'97年にグラミー賞を受賞した彼らのコラボレーションアルバムをプロデュースしたライ・クーダーを案内役に、レコーディング風景やコンサート、各音楽家たちの自己紹介シーンで構成されている。 |
どら平太 監督:市川崑 出演: 99年/日本/111分 |
8/23(水)19:30〜 8/24(水)17:30〜 8/25(水)19:30〜 |
黒澤明、木下恵介、小林正樹、そして市川崑。この4監督が結成した「4騎の会」の共同脚本。3人の遺志を継いで、市川監督が痛快にして斬新な時代劇の真打ちとも呼べるものを生み出した。主人公のどら平太はアウトローの町奉行。町人のふりして派手な博打に芸妓遊び、夜通しの痛飲を日常にしながら、藩の汚職に切り込む。役所広司主演。
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8/23(木)13:00〜 | 隠し砦の三悪人[1958年・東宝] | ||
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この映画が製作された1958年は、映画館入場者数が史上最高の11億2,745万人を数えた年である。この時、映画は文字通り大衆娯楽の王者であり、そしてこの作品は、まさにその記念すべき年に相応しい作品であった。二人の百姓を狂言回しに使い、お家再興にまつわる宝捜し、敵中横断にともなう追っかけ、などを豊かに盛りこんだこの作品からは、見るものを決して飽きさせないという、黒澤明の決意のようなものすら窺える。それらは映画の魅力の最も基本的な要素であるからだ。その難関突破のシチュエーションをいかに面白く組み立てるかに三人の脚本家、菊島、小国、橋本は大いに知恵を絞ったと言う。黒澤映画の画面の醍醐味を堪能する他はない。 |
8/24(木)13:00〜 | 反逆児[1961年・東映(京都)] | ||
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徳川家康の長男、三郎伸康の悲運の生涯を格調高く描いた伊藤大輔監督の晩年の名作。伸康の母が桶狭間で織田信長に討たれた、今川義元の娘(築山殿)であり、父の家康が織田の陣営に下ったことに起因する戦国時代の悲劇である。大仏次郎の原作は「築山殿始末」であり、子供を殺した家康の方に描写の比重があったが、伊藤大輔は内に矛盾をかかえた三郎伸康に焦点をあて、自らの運命を受け入れて切腹していく悲運のヒーローとして造形した。若き日の萬屋錦之介(中村錦之助)が、エネルギッシュな演技でその要請に応えている。大河内傳次郎、阪東妻三郎など、優れた俳優との巡りあいのなかで、多くの名作を作り続けてきた伊藤大輔が、最後に出会った男優が萬屋錦之助であった。 |
8/25(金)13:00〜 | 次郎長三国志 | ||
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講談や浪曲など大衆芸能の世界で広く知られている幕末の博徒、遠州清水港の次郎長とその子分たちの活躍を描いた痛快時代劇。監督のマキノ雅広は1952年から54年にかけて『次郎長三国志』(東宝)9部作を作っており、次郎長ものの決定版との評価が高い。東映のこの作品はそのリメイク版にあたり、以降4本が製作されている。1920年代半ばに監督デビューしたベテラン、マキノ監督にとっては手慣れた素材であり、流れるような巧みな演出で男意気の世界を作り出している。次郎長=鶴田浩二、大政=大木実、法印大五郎=田中春男、関東綱五郎=松方弘樹、桶屋の鬼吉=山城新吾、増川仙右衛門=津川雅彦、森の石松=長門裕之という布陣は、東映が時代劇から仁侠映画へと比重を移しつつあった時期でもあり、このメンバーがそのまま大正時代劇ともいえる仁侠映画の中核をなしていく。 |
8/26(土)13:00〜 | 風林火山[1969年・三船プロ] | ||
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昭和30年代半ばを頂点にした戦後日本映画の隆盛も、その後は次第に陰りを見せてきた。若い監督たちは逸早く独立プロダクションを設立して自由な製作を開始した。戦後日本映画の黄金時代に出現し活躍した大スターたちも、自分たちのプロダクションを起こしてその活路を見出だした。中村錦之助、石原裕次郎、勝新太郎、そして三船敏郎らがその代表的例である。この作品は前年に石原プロと三船プロとの提携による「黒部の太陽」(熊井啓監督)が大ヒットしたため、今度は中村錦之助を迎えて<川中島合戦>を山場とした戦国時代絵巻を映画化したものである。 |
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8/27(日)18:00 | 明治建築をつくった人々 企画・製作:大成建設(株) 本作品に限り入場無料です。 |
ジョサイア・コンドル1877年(明治10年)に来日したイギリスの建築家で工部大学校造家学科(現東大工学部建築学科)の教壇に立ち、辰野金吾、片山東熊、曽禰達蔵、佐立七次郎などの日本人建築家を手塩にかけて教育した。萩市出身の片山東熊の代表作である赤坂離宮、京都帝国博物館なども紹介。
詳細→
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わたしの見島 「CINEMA塾」第1回作品 演出:「CINEMA塾」+原一男 1999年/日本/100分 |
8/27(日)19:00 |
1998年第5回HAGI世界映画芸術祭の中のCINEMA塾にて撮影。99年に完成、上映。現在全国で上映運動を展開中。これまで、東京・大阪では映画館でロードショー上映。山形・高崎では映画館で上映。県内4ヶ所で自主上映されました。 |